どうもー!ふかブロです!看護師やってます。
点滴の流量計算に続き、滴下計算です。
滴下計算ってややこしくてふかブロは、苦手でした。
いまでは、覚えているので簡単にこなせます!
その覚え方を説明していくので、よければ最後まで読んでいってくれると嬉しいです!
流量計算と滴下計算の違い
流量計算?滴下計算?
計算計算って私計算嫌いなんだけどっ!!
どっちも例外を除いて計算しなくても覚えるだけで大丈夫!!
流量計算については以前の記事を見てみてね!
点滴を投与するときに、流量の計算をして
その流量を使って、滴下導き出します。
輸液ポンプなどの機械を使用して、投与する場合は流量をそのまま入力すると投与されます。
手落としで点滴を投与するときに滴下計算をするよ!
滴下計算を実際にしてみよう
点滴のセットは、1mlあたり20滴、1mlあたり60滴のものがあります。
点滴ルートのセットの包装に記入してあります。
手順としては
- 医師からのオーダーを確認して点滴の内容量を知ります。(点滴容量ml)
- その点滴を何時間で落とすかを確認します。(指定時間 h)
- 1時間あたり何滴だと数えることができないので、1分あたりに直します。(60分)
- 1分あたりの滴下数が出ます。
上記の1.2が点滴速度の計算になるので、
速度がわかっているときは、速度(ml/h)÷60(分)でOKです!
なのでコレをまとめると
〈1分間の滴下数〉
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)×1mLの滴下数(20滴)×60(分)
1mL=60滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)×1mLの滴下数(60滴)×60(分)
となります。
ここで、決まっている数字があるんです。
医師の指示に関係なく決まっている数字。
そうです!
1mlあたり20滴(または60滴)という数字と1時間は60分ということです!←哲学じゃないよ!笑
ということは、上の式は
〈1分間の滴下数〉
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)÷3
1mL=60滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)
点滴容量(mL)÷指定時間(時間)は速度の計算になるので、速度がわかっていると以下の式になります。
〈速度がわかっている場合の1分間の滴下数〉
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴速度(ml/h)÷3
1mL=60滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴速度(ml/h)そのまま
最初の式よりだいぶ簡単になった!
ここからはパターンに当てはめていくよ!
滴下計算のパターン
滴下計算をするときに多いパターンは、抗生剤などを投与するとき、メインの点滴を落とすときかなと思っています。
抗生剤の点滴を投与するときに多いパターンは、
容量100mlの抗生剤を1時間または30分で落とすときかなとふかブロは考えています。
上の式に当てはめてみると
点滴容量100(ml)÷投与時間1(時間)÷3=33.333滴/分ですね
1分間に33滴なのでだいたい2秒に1滴の計算です。
30分だとこの倍になるので、1秒間に1滴ですね。
一応計算すると
点滴容量100(ml)÷投与時間0.5(時間)÷3=66.666滴/分でしたね!
1分間に66滴なので、だいたい1秒間に1滴ですね。
抗生剤(100ml)のときの滴下数
- 1時間投与の場合 2秒間で1滴
- 30分投与の場合 1秒間で1滴
次いでよくあるパターンは、点滴のメインの場合です。
容量が500mlの点滴が1日1本、2本、3本落としとして流量は以前の記事から下記のようになります!
ですので、先程の式にコレを当てはめると
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
1日に1本(500ml)落としの場合 21(ml/h)÷3=7滴/分
1分間に7滴は難しいので1mL=60滴の点滴セットを使用します。
1mL=60滴の場合の1分間の滴下数の場合流量がそのまま滴下数になるので
1分間に60滴の場合は、3秒間に1滴になります。
1日に2本(500ml)落としの場合 42(ml/h)÷3=14滴/分 4秒に1滴
1日に3本(500ml)落としの場合 63(ml/h)÷3=21滴/分 3秒に1滴
1日に4本(500ml)落としの場合 84(ml/h)÷3=28滴/分 2〜3秒の間くらいに1滴となります。
〈1日にメイン(500ml)落としの場合の滴下数〉
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
1本→7滴/分 2本→14滴/分 3本→21滴/分 4本→28滴/分といった具合に
7滴/分ずつ増えていく!
滴下数は
1本の場合は、輸液ポンプまたは1ml/60滴のセットで21滴/分で投与(3秒に1滴)
2本→4秒に1滴 3本→3秒に1滴 2〜3秒に1滴となります
例外の場合は?
今回説明したものは、そのパターンが多いということなので、それ以外の指示がでることもあります。
そういったときは、式に当てはめて計算したほうがいいです。
ふかブロは、以前紹介した計算機つきのタイマーをポケットに入れていますので
使用して計算しています!場所も取らないので便利ですよ!
まとめ
今回は、点滴の流量計算に続き、滴下計算について説明しました!
滴下計算をしなくてはならない状況は以下の点です。
〈1分間の滴下数〉
1mL=20滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)÷3
1mL=60滴の場合の1分間の滴下数
→ 点滴容量(mL)÷指定時間(時間)
多いパターンとしては
〈抗生剤(100ml)のときの滴下数〉
- 1時間(100ml/h)投与の場合 2秒間で1滴
- 30分(200ml/h)投与の場合 1秒間で1滴
〈1日にメイン(500ml)落としの場合の滴下数〉
1本の場合は、輸液ポンプまたは1ml/60滴のセットで21滴/分で投与(3秒に1滴)
- 2本(42ml/h)の場合 4秒に1滴
- 3本(63ml/h)の場合 3秒に1滴
- 4本(84ml/h)の場合 2〜3秒に1滴となります
例外の場合は、計算しよう!
そのときには計算機付きタイマーがオススメ!!カラーバリエーションも豊富です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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