最近いろんな感染症が流行ってますよね。
自分が伝染るのも、他の人に伝染すのもいやなものです。
今回は、正しい手洗いの方法について説明したいと思います。
看護師国家試験にも出るので要チェックです!
感染予防でなぜ手洗いが必要か
手はキレイだし特になにも触ってないからいいんじゃない?
ホントにキレイかな?なにも触ってないかな?
最近はいつ自分に付着するかわからないんです。
細菌は、手の中で繁殖して、触ったとことで生き続けています。
例えば、お金など公共の場で使用するほぼすべてのものですね。
そういったものから手に細菌が付着します。
なるべくそういったものに触らないのが一番いいんですが、いくら注意してもドアの取っ手などどうしても触らざる負えないときもあります。
触っても細菌の感染経路になりやすい口や鼻に手を持っていかなければ、咳とかを近くでされない限りはある程度大丈夫です。
けど、手は結構、細菌の侵入経路となりやすい、口や鼻に持って行きがちなんですよね。
例えば、前髪が気になって触ったり、鼻がムズムズしたり、目が痒かったり、電話したり、髪をかきあげたりなどです。最近だと皆さんマスクを付けていると思うんですがマスクを結構触っている人っていませんか?
そういったときに、細菌は身体の中に侵入してきます。
恐ろしい、油断も隙もないです、、、
自分の手が自分や他の人を感染させたりします。
ですので手洗いの必要性は以下の2点となります。
- 自分自身を細菌から守る。
- 手や指を介して細菌の伝播・拡大を防ぐ。
やるだけで大丈夫?
手洗いはもともとしっかりやってるよ!
もう一度しっかりできているか見てみよう!
手洗いってゴシゴシ洗って洗えているつもりになっていることが多いんですよね。
手だけカサカサになっていって、細菌は落ちてない、、、
具体的に手のどのあたりに細菌が付着しやすいのか
この絵でわかることは、指先、指の間、親指、手のシワ、手の甲が多いということがわかります。
忙しくて手洗いをササッと終わらせている人もポイントを押さえて手洗いを行えば、細菌を洗い流すことができますね。
衛生学的手洗い
衛生学的手洗いってなに?
さっきのポイントのところを重点的に洗い流せばいいんじゃない?
衛生学的手洗いは、院内感染を予防するための手洗いになります。
衛生学的手洗いは、流水による手洗いと擦り込みによる手洗いの2種類になります。
擦り込みによる手洗いは速乾性手指消毒薬(アルコール消毒)を使った手指消毒になります。
この衛生学的手洗いについて説明します!
流水による手洗い
まずしっかり泡立てることが大切です。
- 手のひらと手のひらを洗います。
- 手の甲を洗います。
- 親指を洗います。
- 指先をもう片方の手のひらで洗います。
- 両手首を洗います。
- 指を組んで指の間も洗います。
- 両手の指先を上に向けて、洗い流します。
- ペーパータオルで手を拭き取り、ペーパータオルで蛇口を閉めます。
先程の洗い残しが多い指先、親指をしっかり洗ことがポイント!
泡を洗い流すときに指先を上にすること、蛇口を素手で触らないことも大切!
速乾性手指消毒薬(アルコール消毒)
毎回毎回洗ってたら手荒れしちゃいそう、、、
速乾性手指消毒薬があるから大丈夫!
手に汚れがついてなかったらアルコールでOK!
速乾性手指消毒薬のポイントは、まず両手の指先から消毒すること!
まとめ
今回手洗いについて解説しました。手洗いについてのポイントは以下の点です。
- 手洗いは、自分と周りの人を感染から守るために必要。
- 洗い残しは、指先、指の間、親指、手のシワ、手の甲が多い。
- 流水による手洗いと速乾性手指消毒薬の手順が違う。
- 速乾性手指消毒薬は指先から!
- 手洗い後は、手の保湿をしっかり行う!
手が荒れると感染すると細菌に対しての防衛機能が低下するので、ハンドクリームをつけて予防が大切です。
正しい手洗いを行い、細菌から自分と、周りの人を守りましょう!
看護師国家試験について
余談になりますが、衛生学的手洗いは第97回看護師国家試験にも出題されています。
正解は〜!
4番ですね。
逆性石鹸っていうのは、
逆性石鹸(ぎゃくせいせっけん)は、高級アミンの塩(えん)からなる界面活性剤であり、殺菌剤や柔軟剤、リンスの成分として利用されるものをいう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と言われているように字のごとく石鹸成分の逆の働きをして汚れを落とすものみたいです。一緒に使うと石鹸成分の働きが失われます。
逆性石鹸を知らなくても、消去法で選択できるかなと思います。
1番の擦式手指消毒薬は、アルコールのことで乾くので拭き取りは不要ですね。
2番は目に見える汚れは、洗い流さないと落ちないので流水による手洗いですね。
3番は手袋をする作業をしたあとは、手袋の中でも細菌が発生していたり、手袋の保管方法や手袋を装着する方法で手袋に目に見えない小さな穴が空いていることがあります。なので手袋の中での細菌繁殖の可能性があるため、手洗いをしっかり行いましょう。
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