どうもー!ふかブロです!看護師やってます。
心電図検定の勉強ってなにから始めればいいかわからない。
左軸偏位はわかるけど、疾患までつなげて考えることができない
ふかブロもそうでした。
心電図の勉強することって理解がしにくくて難しく感じますよね。
結局丸覚えして忘れてしまうの繰り返し。。。
今回は心電図検定保持者のふかブロが左軸偏位について解説していきます。
左軸偏位の心電図所見
前回の記事に、右軸偏位と左軸偏位の見分け方について
右軸偏位について解説していますので参考に見てみてください。
前回の復習にはなりますが、左軸偏位は
軸が左に傾いているときに起こります。
心電図上だとⅠ誘導は上向き、Ⅱ誘導は下向きになります。
左軸偏位のときは左脚前枝ブロックを疑う
最初はこれだけ覚えていれば大丈夫です。
左軸偏位の原因としては、左脚前枝ブロックが最も多いと言われています。
ほかにも右房中隔一次口欠損、心内膜床欠損、心室中隔欠損、などの先天性心疾患や下壁心筋梗塞、左室肥大、完全左脚ブロック、横隔膜挙上による心尖部の挙上(妊娠、腹水貯留など)
これらの疾患もありますが、左脚ブロックだけでなくもっと目立つ所見がありますので、大丈夫です。
左脚前枝ブロックでなぜ左軸偏位が起きるの?
左脚前枝がブロックされると
心室興奮が左脚後枝領域から始まり、前壁領域に広がる。その後心室興奮は左上方に広がります。
左脚ブロックについてもう少し詳しく解説
といっても文字だけではわからないので図で解説しますね。
心臓には電気の通る道が3本あります。右に1本、左に2本です。
それが右脚、左脚前枝、左脚後枝と呼ばれます。
上の図の赤色の部分が左脚前枝です。
今回はこの左脚前枝がブロックされる状態です。
左の一本の道が通行止めになったように理解するとわかりやすいです。
通行止めになったので、脇道から遠回りして道を通って行きます。
それが下の図です。
脇道というのが左脚後枝です。
心臓の下を通って上に抜けていくイメージです。
ですので、最初の図の通り電気軸が左側にズレてしまって、結果左軸偏位になります。
まとめ
今回は左軸偏位について説明していきました。
左軸偏位のポイントはひとつです
左軸偏位のときは、左脚前枝ブロックを見てみる。
左脚前枝ブロックの問題も心電図検定に出題されるんですが、
完全右脚ブロックがあるときに、左軸偏位があると左脚前枝ブロックの2肢ブロックとなります。ふかブロの受験したときの心電図検定では出題されていました。
心電図を読みたいと思っている方や勉強法がわからないという方いますかね?
ふかブロもはじめは全く分からずに波形の丸覚えをしていました。
そしてすぐ忘れるの繰り返しでした。
そんな中で心電図への考え方を変えてくれた心電図の本や勉強法についても解説していますので参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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