どうもー!ふかブロです!看護師やってます。
ふかブロは、心電図検定を持っています。2級ですが、、、、笑
心電図検定は、心電図に詳しくなりたい人や、興味のある人が保有する日本不整脈心電学会の資格です。
そんなふかブロが、今回看護師国家試験17年分の心電図の項目をピックアップして傾向と対策を分析してみました!
看護師国家試験での出題と心電図をちょっと復習
心電図の出題の前にちょっと復習です。
心電図はP波、QRS波、T波と続いています。
P波→QPS波→T波の順番に出ていて、リズムが一定に出ていれば洞調律です。
ざっくりした説明ですが、看護師国家試験(以下国試と表記します)ではOKです。
1番多く出題されたのは、P波について
P波ってなんだっけ?
このひと文を押さえればOK!
ちなみに第92回、第94回、第95回、第97回、第100回、第106回の国試でP波、洞結節絡みの問題が出題されていました。
具体的には
- 心電図でP波の位置を確かめる問題
- 心臓の刺激伝統系で最も早く興奮する部位
- 正常心拍の歩調とり(ペースメーカー)を確かめる問題、またその部位を確かめる問題
- 規則的なリズムの脈を確かめる問題でした。
確率だけで言えば、心電図のP波、洞結節絡みの問題は出題される可能性は高いかも知れません。
2番目に多く出題されたのはVT,Vfについて
2番目はVT、Vfについてでした。
横文字はナシにしてぇぇええ!
VT,Vfは、致死的不整脈のひとつです。
VTが心室頻拍で、Vfが心室細動です。
どっちも身体に血液を巡らせる働きの心室の動きが早すぎて(震えているだけ)血液が身体に行き渡らない状態になります。
この不整脈になると、心臓マッサージや人工呼吸、自動体外式除細動器(AED)を行います。
心室頻拍VTはこんな感じです。
ぐしゃぐしゃなだけじゃん!笑
そんなイメージでOK!
自動体外式除細動器(AED)の特徴は、以下の4点です。
- 自動体外式除細動器(AED)は、医師がいなくても使用していいです。
- 使用者に制限はありません。
- 自動体外式除細動器(AED)を開くと音声で行うことを指示してくれます。
- 上半身を脱がせて、パットを貼って、電気ショックが流れるので身体から離れてショックボタンを押します。
詳しくは、また次のブログで説明するね!
この心室頻拍と心室細動の問題は
第92回、第96回、第103回、第106回から出題されていました。
具体的には
- 心室頻拍の波形が出たときに何をするか
- 除細動の適応の波形はどれか
- 自動体外式除細動器(AED)による電気的除細動の適応となるのはどれか
- 自動体外式除細動器(AED)の使用者に制限はあるのかでした。
測定中に患者さんが動いたりしたノイズはVTじゃないよ!
見分け方は、患者さんの意識がある。QRS波はある。
心房細動よりももっと鋭く細かい波形だよ!
ホルター心電図について
ホルター心電図は、動悸などの症状があったときにどのような不整脈がでているかを観察する検査です。
ホルター心電図は、小型の心電図の機械から伸びる誘導を胸に4つ貼って24時間観察します。機械なので衝撃と水に弱いので、入浴など浸水の恐れがあることは禁止です。
電気毛布、カーペットなどはノイズが入るので避けたほうが好ましいです。
勝手に張替えを行ってはいけません。
ホルター心電図の問題は、第97回、第101回の国試で出題されています。
心拍数の数え方
心電図は大きいマスと小さいマスで数を数えるんですが
小さいマスは、循環器専門の病棟とかに行かない限り気にしなくていいです。
大きいマス目だけ数えてください。
大きいマス目5マスで1秒です。ということは1秒に一回脈を打つと60回/分となります。
- 1マスごとに脈があれば300回/分
- 2マスごとだと150回/分
- 3マスごとだと100回/分
- 4マスごとだと75回/分
- 5マスだと先程述べたように60回/分
- 6マスごとだと50回/分
脈拍数の問題は第106回の国試で出題されました。
心室性期外収縮について
心室性期外収縮は一定のリズムで拍動していた心臓が、リズムとは関係なく心室から電気心房が起こり、心室が収縮してしまうことです。
特徴はP波がなくて、QRS波が幅広いです。
起こったときは、脈拍は飛んだようになることが多いです。
心室性期外収縮については第97回の国試で自覚症状について出題されました。
心房細動について
心房細動です。
心室細動ではありません。
心房が震えているのでP波はありません。心電図も細かく震えている波形です(f波と呼ばれます)
歩調取りが震えていてできていないので、QRS波の形はいつも通りなのですが、リズムがバラバラにでます。
この心房細動の問題は、第104回の国試から出題されました。
心電図モニターの管理
病棟などで見かける心電図モニターは双極誘導方で3箇所に電極シールを貼ります。
安静保持する必要はありません。病棟内を歩いたりしてOKです。
ホルター心電図と一緒で、衝撃、水に弱いです。
電極はかぶれ予防のために毎日貼る場所を変えます。
心電図モニター管理については、第96回の国試で出題されています。
心電図モニターの管理については、入職して何病棟でも関係なく使用するので覚えていて損はないです!
12誘導心電図検査について
心電図検査のひとつで肢誘導と胸部誘導があります
肢誘導に4つの電極と胸部誘導に6つの電極を貼って測定します。
肢誘導は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVF、aVR、aVF
胸部誘導は、V1、V2、V3、V4、V5、V6です。
12誘導心電図検査については、第108回の国試に出題されています。
まとめ
今回は看護師国家試験の心電図に絞って解説していきました。
看護師国家試験の心電図の傾向としては下記の3点でした!
- 洞結節、P波に関しての問題が一番多く出題されているので、基礎固めが必要!
- 心室頻拍、心室細動、AEDについての問題が次いで多いので、AEDの注意点を確認しておく!
- 各種心電図の管理的側面も出題されるため、波形以外のポイントを押さえる必要あり!
最後にふかブロが、心電図の基礎を勉強するときに使用した本のリンクを貼り付けておきますね。
とても簡単に書いてあって、絵も多く、カラーで解説されているのでオススメです!
循環器病棟などの病棟希望でなくても、持っておきたい1冊です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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