心電図の読み方の基礎!P波で右房負荷、左房負荷がわかります。(心電図検定編)

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かんご
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どうもー!ふかブロです!看護師やってます。

A子ちゃん
A子ちゃん

心電図を理解するのにどこから勉強したらいいのかわからない。

心電図検定を受講したいけどなにを勉強していいかわからない。

まずはP波の理解からしてみてはいかがですか?

今回はP波についてのポイント2つを解説していきます。

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P波でわかる右房負荷、左房負荷

ご存知だと思いますが、P波というのは下の図のオレンジ色で囲んであるところです。

このP波というのはP波を見るだけで右房負荷左房負荷が理解できます。

P波は通常1つの小さなコブのような形をしています。

QRS波の前に位置しています。

右房負荷

右房負荷が高いときのP波は背が高いです。

これだけ!

 

もうちょっと詳しく言うと

P波の高さがⅡ、Ⅲ、aVFのいずれかで≧2.5mmまたはV1,V2のP波が≧2mm

左房負荷

左房負荷の高いときのP波は幅広ふたコブです。

これだけ!

ちょっと詳しく言うと

ⅡでPの幅が3mm以上

P波の構成と理由

P波のコブは

前1/3が右房の興奮 

後1/3が左房の興奮です

 

右房負荷のときの波形の理由

右房に負荷がかかっている状態なので、P波前1/3が高くなってしまうので、P波全体が高く見えてしまいます。

後半2/3は負荷がかかっていないため、幅はそのままです。

 

 左房負荷のときの波形の理由

左房に負荷がかかっている状態なので、P波の後ろ2/3が高くなってしまいます。

右房の負荷はかかっていないため、前1/3は普通のコブです。

通常のコブのあと、後半でググッと高くなるイメージです。

P波から考えられること

右房に負担がかかるときは

肺に血液を送るのが右心系なのでそこに異常があるときCOPD、肺高血圧など

左房に負担がかかるときは

身体に血液を送るのが左心系なのでそこに異常があるとき僧帽弁閉鎖不全症、高血圧など

意識的に心電図をみていくことで徐々に理解することができていくので、心電図のを見ることが心電図判読上達の近道と思います。

実際の患者さんの心電図から出題されている問題集が改訂3版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級です。

実際の心電図検定試験内容を考えて出題されている練習問題集です。

P波以外の問題も出ています。

心電図の理解を深めたい人は実力心電図―「読める」のその先へで学習できると思います。

この本は日本不整脈心電学会が出版している本ですので、心電図を読解してもう一歩先のアセスメントを行うことを目的に作られているので、実際の現場での心電図読解のヒントになります。

まとめ

今回P波で右房負荷、左房負荷の判読について解説していきました。

判読のポイントは以下の点です。

  • 右房負荷は、P波の背が高い
  • 左房負荷は、P波が幅広ふたコブ
  • いろいろな疾患の判断材料になる

心電図検定の受講方法、合格までの流れも説明していますので、参考にしてみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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かんご
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看護師です。病棟勤務→外来勤務→ICU勤務で働いています。勉強嫌いですが、心電図検定、呼吸療法認定士、FCCSなどの資格を待ってます。その経験を生かして、看護学生さんや私たち看護師の勉強や仕事を楽しくできるようなブログを目指しています。看護師国家試験や資格、仕事を中心に書いています。
少し趣味や雑談もすることがありますが、よろしくお願います!

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